ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生〜史上最悪の魔法使い!〜
は〜いハリーポッターシリーズ大好きさくらです。
今日はいよいよ本日4/8(金)公開の新作「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」に合わせて金曜ロードショーが二週連続ファンタスティック・ビースト祭り!
ということで、本日放映のシリーズ二作目「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」をレビューします!
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(2018) 日本公開日:2018/11/23 監督:デヴィッド・イェーツ キャスト:エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストーン ダン・フォグラー ジョニー・デップ ジュード・ロウ |
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あらすじ
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいなニュートに最強の敵が登場!
魔法界と人間界を脅かす「黒い魔法使い」の力に試される仲間たちの絆。
果たしてニュートたちは世界を救えるのか!?
ホグワーツ、そしてパリへ広がる魔法の冒険。最強の物語が、動き出す!
(Warner Bros公式より(一部抜粋))
見どころ ①モードなパリのファッション
前作のレビューでも触れましたが、特に今作はファッションが素敵!冒頭、グリンデルバルドとともに歩く”そちら側”の女性の緑と黒のロングコートとピンヒールでずっきゅんめろめろでした。爆上がりする期待値は裏切られることなく最後まで抜群にファッショナブルな魔法使い達を見せてくれました!ハリー・ポッターの時代の少なくともイギリスでは、「魔法使い達はマグルの文化になれていないためにマグルの格好をしようとするといつもおかしな服装になってしまう」という設定がありましたが、この時代のアメリカはグリンデルバルドが分断する前なので魔法使いとマグルことノーマジの距離感がそう遠くないということか、魔法使い達もみんなとってもファッショナブル!モードの最先端です。
一人一人のキャラクターや心理がしっかり衣裳に溶け込んでいますし、何と言ってもさらにそれを役者が引き立てています!屋上に座ってエズラ・ミラーに話しかけるジョニー・デップのクラシックな上品さとワイルドさ、その色気の力には何度見ても惚れ惚れしてしまいます。必見です!
納得のアカデミー賞衣裳部門を受賞しています!
本作はハリー・ポッターシリーズのおよそ80年ほど前のアメリカの話。ハリーたちが(映画には出てこなかったが)使っていた教科書を書いた人の旅を追う物語であり、公開前から”あの”ダンブルドア、ヴォルデモート卿以前の最大の脅威とされたグリンデルバルトが観られるのではと話題になっていたが、一作目はほとんどこの二人は登場せず、ホグワーツらしさはニュートのマフラーに残されるばかりのささやかなものになっている。学校指定のマフラーを愛用する母校愛すごいなとさくらは思うのですが、向こうはみんなそんなもの何でしょうか?それともホグワーツだけ?
いずれにせよ、今作の主役は何と言ってもニュート・スキャマンダー氏。でもなく、”ファンタスティック・ビースト“こと珍妙な魔法生物たちです。ハリー・ポッターシリーズの原点回帰というか、久々にストーリーや人間ドラマではなく「純粋な魔法世界の魅力」に胸をときめかせることのできる作品で、本作から初めて魔法の世界に入られる方も安心して楽しめる作品になっている。この点については後述するとして、話を戻す。
1920年代のアメリカって、いわゆる「狂騒の20世紀」または「狂乱の20世紀」と呼ばれる時代で、さくらの大好きな時代です。さくらの大大大好きな「華麗なるギャツビー」がまさにこの「狂騒の20世紀」を象徴的に描いているとも言えますし、映画でいうと「アンタッチャブル」を思い浮かべる人も多いと思います。フィッツジェラルドがヘミングウェイとやんちゃする20年代!アメリカ!(1920年代といえばパリも有名ですよね!これは2作目のレビューで触れさせていただきます!)大好きな時代の大好きな場所の大好きな魔法のお話!好きスポットが多すぎて大渋滞です。
1920年代のアメリカの設定だけあって、衣装もとっても可愛いんです!これが、シリーズ二作目の「パリ」になって周囲の衣装も含めて様変わりするのはとっても素敵なので必見!です!
直接的に時代背景が絡むわけではないのですが、この1920年代のアメリカ、ニューヨークの空気が味わえるのは本作の見どころの一つだと思います。
本作の見どころ ②濃密なヒューマンドラマ
今作からすこし役に立つ不思議生物の要素が薄れ、一気に人間ドラマの重みが増します。
上手いな〜と思うのが、ハリー・ポッターシリーズとのつながりです。ダンブルドアとグリンデルバルトはもちろんのこと、レストレンジの扱いも巧妙だなと感じました。ハリポタシリーズを知っているほど、「レストレンジ家」には良くない印象のバイアスをかけてしまう人がほとんどだと思われますが、その印象を逆手にとってまんまとしてやられる濃密なミステリーが楽しい!本作を通じてリタ=レストレンジが大好きになりましたし、今まで大好きだったクイニーちゃんのことはこれ以上好きになれないぐらいまで大好きになりました。
ヒューマンドラマが単なる痴情のもつれから、思想の違いや個人のパーソナルな意識に深く関わるようになっていき、より濃密になっていきます。今作は特に自分と自分の大切な人の双方に想いが引き裂かれる人たちが多く、非常に切ないのも見どころの一つです。
そしてこの登場人物達を集結させ、からみ合わせるミステリーがまた見どころポイントです。複数の謎が次々と解けていき、と同時に新たな情報が明かされていくのでストーリーから一切目が離せません!ラスト5秒で明かされる衝撃の展開は特に見逃せませんよ!きっとハリー・ポッターの最終巻を手元に寄せて読み返したくなるはずです。
おわりに
本日公開の「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は何と言ってもグリンデルバルトの俳優さんの交代が大きな話題を呼んでいますね!北欧の至宝と名高いマッツ・ミケルセン氏の「黒い魔法使い」がとっても楽しみです。ドラマシリーズ「ハンニバル」のイメージが強いために、上品で頭の切れる怖い人の役はぴったりだなと感じました!早く見たくてむずむずしてます!