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新入舎員インタビュー①〜楽映舎ʻ21 新⼊舎員インタビュー①⼊舎前インタビュー〜演出部編〜

最近やたらとお腹が空く桜丘町のさくらです。
本日は初ブログぶりに久々にʼ21新⼊舎員のインタビュー紹介です!
前回ご紹介したのは制作部の山本くんでした。(記事はこちら
今回は現場を最前線で動かす助監督【演出部】配属、映画をこよなく愛する愛知県民 立石くんのご紹介

演出部 立石くん
学校:愛知淑徳⼤学
出⾝:愛知県
好きな俳優:役所広司

2020年度映画講座修了制作でカメラを担ぐ立石 @京都東映太秦映画村(2021/3/11)

楽映舎に⼊舎した⽬的は?

やっぱり自分が映画好きなので、面白い映画を作りたいの一心で入ってきました。
映画の一部に携わるだけでなく、自分で一から作り出してみたい、自分の映画を作ってみたいという気持ちで最初入ってきました。

楽映舎に期待することは?

自分が今一番求めること_学べる環境をやっぱり期待しています。まだ入舎前で、現場も入っていないんでイメージが湧かないんですが、どこまで現場で学べるか。自分次第だとは思うんですけれど、やっぱり一番は自分の夢に向かって学べるかということです。
あとは、自分のキャリアが積み重なった時に、自分のやりたいことをさせてくれるか。もちろん技量次第だと思うんですけど、どれだけ土台になってくれるかを期待しています。

楽映舎で働くにあたり、⾃分の武器になるものは?

自分の学部はメディアプロデュース学部っていう名前だけじゃよく分からない学部なんですけども、広くメディアを学んで、多角的な視野を持つことを身につけてきました。自分は映画も好きなので、そういうのも積み重なって、多角的に視野を持つことに自信がありますね。何か一個の意見だけを持つんじゃなく、こういう意見もあるよねとか、ああいう意見もあるよね、といろんな面で考えられる自信はあります。

あなたにとって映画とは?

自分にとっては…人生の擬似体験だと思ってます。やっぱり人間、自分自身の人生しか体験できないわけじゃないですか。映画って、他人の人生の一部を切り取ったものだと思うんです。それをたくさん観ることで、いろんな人の人生を知ることができる。要は、いろんな人の価値観を共有することができる、そういう目で自分は観てます。自分だけの人生じゃなくいろんな人の人生を体験していくことで、自分の中の価値観だったり考えだったりが広がっていくのかな、って思います。


映画塾で監督として指揮を執る立石 @新知町 (2020/11/27)

映画講座で⾝につけたことは?

いい経験になったと感じています。
もちろん楽しませてもらった点もあるんですけど、普段できないような経験、入舎した後のことを先取りして経験できるような、すごく貴重なものになりました。毎回その道のプロの人たち、自分も名前を知るような人たちが来て、裏側だったりノウハウだったり基礎だったり、全部教えてくれるじゃないですか。それってやっぱり経験したことがないので。まだ自分たちは片足も突っ込んでない状態なので、「映画ってこういう世界なんだ」とか、「こういうことやって映画って成り立っていくんだ」っていう基礎を知る上ではすごくいいものだったと思います。

映画講座で印象深かったことは?

自分は、自分で映画を撮ったと言ってもプロではないので、プロの意見を聞けるのが面白かったという点で言うと、やっぱり演技、演出とか、ボイストレーニングとかですね。自主制作で作る時は、演技はこっちが指示しないし拘らないんですけど、「あぁやっぱりプロってここまで演技に拘っているからこそあんな素晴らしい演技ができるんだな」っていうのを知れた点では、ボイストレーニングや演技の指導、ワークショップは_自分は(対面参加ではなかったので)演技できなかったんですけど_見てるだけでもすごく面白く価値のあるものでしたね。体験はできなかったんですけど、俯瞰的に見られる点ではzoomでも、ほぼ等しく価値のある参加ができたと思います。

京都東映撮影所での学びについて

京都はやっぱり、人生の中で数えても指折りでいい経験だなと思いましたね。プロじゃないですか、みんな。初日から鳥肌が止まらなくて。「プロすごいな」って。リハーサルが最初にあったんですけど、そこで俳優さんたちが演技をしてくれて、それでもう鳥肌が止まらなかったですね。プロの演技、すごい成り切ってるなって。もうその人にしか見えないようになっちゃって。
現場始まるじゃないですか。自分は撮影・照明部だったんですけど、照明を見てみると、ワンカットごとに全部照明を変えてくんですよ。しかも何個もライト使って。自分たちで世界観を作り出す。それは別に照明だけじゃなくて美術部とかも、そのワンカットのためだけにすごい時間をかけて、自分で画を作っちゃう、世界を作っちゃう。それは本当に感動しましたね。現場の面白さというか、プロの凄さを本当に知りました。
(これから入舎するにあたり)現場の先取りじゃないですけど、一回経験しておくことで自分はこれからこういう現場で働くんだっていう心構えがすごくできました。

カメラのピントを合わせる立石 @京都東映太秦映画村(2021/3/10)

どんな⾜跡を残したい?

自分の中の人生目標としては、作品というか、名前として死んでも残り続けるものを作りたいなっていう自分の中の正解が概念にあるので。何か作りたいですね、面白いもの。

今の⾃分に⾜りないものは?

映画の知識はまだまだ真っ白な状態なので。やっぱりそこに、これからいろんな現場を踏んで色づけしていきたいなって思っています。これはやっぱりまだ足りない、これから養っていく部分です。
性格的に言うと、自分はちょっと_結構お調子者なので…、前にしゃしゃりでちゃうというか…いい意味でも悪い意味でもそうなんですけど。そこを上手いこと上の人たちとやれるように、抑えつつも出すとこでは出してやっていけたらなと思います。