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映画レビュー

小さな恋のメロディ

今日も今日とてさくらの映画レビューです。

今日はお昼にNHK BSシネマで放映していた映画「小さな恋のメロディ」のレビューです!
なかなか地上波ではお見かけしませんが、結構BSでは放送されることが多い気がします。

「小さな恋のメロディ」(1971)
日本公開日:1971/3/28
監督:ワリス・フセイン
キャスト:マーク・レスター
トレイシー・ハイド
ジャック・ワイルド

あらすじ

11歳のダニエルは悪友トムと大の仲良し。ある日、バレエの練習をする女子生徒を覗き見ていたところ、女子生徒のうちの一人、メロディー・パーキンスにダニエルは瞬く間に夢中に!11歳の可憐な恋が走り出す!

見どころ ①可愛すぎる純愛

純度100%のピュアッピュアな恋愛に目を焼かれます。誰もがマーク・レスターに、トレイシー・ハイドに恋をしたと聞きますが、およそそれは嘘でしょう。ジャック・ワイルドくんが一番素敵です。ともあれ、11歳の子供達がとにかく大変可愛い!大人になると入ってしまうあらゆる邪な感情がなくて、真に純なる「恋愛」が描かれています。それだけに、大人はそれを理解しようとしない。”そんなもの”として扱ってしまう。でも、子供達にとってはそれが今何よりも大切にしたい感情で、そのためにはなんだってしちゃうんだという、どちらの感情も分かるだけになおのこと子供である主人公達への愛しさが溢れる映画です。
みんなとにかく可愛すぎて。特にトムはかっこよすぎて。恋愛映画が苦手気味なさくらも、この映画はとても楽しめました。
さくらの一番好きなセリフは、もしかすると本作を知っている人はみんなこれをあげるかもしれませんが、
もう一週間も愛してる
というセリフです。このセリフの場面設定も前後の流れも、それを小さな男の子が自慢げにちょっと背伸びして言うところも、全部が最高にきゅんと来ます!まだ見てない方は是非、気にして観てみてください!

本作の見どころ ②名曲

何と言ってもこの映画は曲が素晴らしい。歌詞も含めて非常に美しく愛らしく、一度聞いたら耳について離れない!特に「メロディ・フェア」は誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ちなみにさくらのお気に入りは「First of May」(邦題:若葉のころ)。この歌は歌詞があまりに切なくて衝撃を受けました。ちゃんと歌詞の和訳も字幕に入っているので、是非注目して観てください。この映画がただ「こども」のためだけの映画ではないことも分かる部分でもあります。

 

おわりに

なぜか本国ではそれほど受けず、日本で大ヒットしたという本作。マーク・レスターも度々来日されています。
数年前の東京コミコンにもいらっしゃっていて、さくらはチケットを買い逃してしまいパンフを持って行きながらサインをもらえなかったというほろ苦い思い出があります。
連休明けの憂鬱な気分を爽やかに変えてくれる名作映画なので、是非観てください〜