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映画レビュー

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅〜新たな冒険の始まり〜

は〜いハリーポッターシリーズ大好きさくらです。

今日は4/8(金)(来週!)公開の新作「ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密」に合わせて金曜ロードショーが二週連続ファンタスティック・ビースト祭り!
ということで、本日放映のシリーズ一作目「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」をレビューします!

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016)
日本公開日:2016/11/23
監督:デヴィッド・イェーツ
キャスト:エディ・レッドメイン
キャサリン・ウォーターストーン
ダン・フォグラー
ポール・ダノ
コリン・ファレル

あらすじ

主人公は魔法使いニュート・スキャマンダー。魔法の腕は超一級。優秀だけど、ちょっと不器用。そして魔法動物をこよなく愛する変わり者。魔法動物学者として世界中を旅する彼の手には、いつも愛用のトランクが。
ニュートのトランクの中に無限に広がるのは、なんと_夢のような魔法の世界!そのめくるめく不思議な空間には、たくさんの魔法動物たちが!それがトランクから逃げ出してしまったことで人間の街は大パニック!小さな可愛いいたずら者から獰猛で手に負えない危険生物まで、個性あふれる魔法動物たちが、街の通りや家の中まで、次から次へと現れては大混乱を引き起こす!
ニューヨークの街は大騒ぎ。しかも、ノー・マジ(普通の人間)が魔法使いの存在に気づきはじめ、人間界と魔法界は一触即発の極めて危険な状態に・・・・・・・。
持てる魔法のすべてを使い、仲間と供にニュートは人間界と魔法界を救えるのか?
「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」公式より(一部抜粋))

 

 

見どころ ①ハリー・ポッター”以前”の物語

本作はハリー・ポッターシリーズのおよそ80年ほど前のアメリカの話。ハリーたちが(映画には出てこなかったが)使っていた教科書を書いた人の旅を追う物語であり、公開前から”あの”ダンブルドア、ヴォルデモート卿以前の最大の脅威とされたグリンデルバルトが観られるのではと話題になっていたが、一作目はほとんどこの二人は登場せず、ホグワーツらしさはニュートのマフラーに残されるばかりのささやかなものになっている。学校指定のマフラーを愛用する母校愛すごいなとさくらは思うのですが、向こうはみんなそんなもの何でしょうか?それともホグワーツだけ?
いずれにせよ、今作の主役は何と言ってもニュート・スキャマンダー氏。でもなく、”ファンタスティック・ビースト“こと珍妙な魔法生物たちです。ハリー・ポッターシリーズの原点回帰というか、久々にストーリーや人間ドラマではなく「純粋な魔法世界の魅力」に胸をときめかせることのできる作品で、本作から初めて魔法の世界に入られる方も安心して楽しめる作品になっている。この点については後述するとして、話を戻す。
1920年代のアメリカって、いわゆる「狂騒の20世紀」または「狂乱の20世紀」と呼ばれる時代で、さくらの大好きな時代です。さくらの大大大好きな「華麗なるギャツビー」がまさにこの「狂騒の20世紀」を象徴的に描いているとも言えますし、映画でいうと「アンタッチャブル」を思い浮かべる人も多いと思います。フィッツジェラルドがヘミングウェイとやんちゃする20年代!アメリカ!(1920年代といえばパリも有名ですよね!これは2作目のレビューで触れさせていただきます!)大好きな時代の大好きな場所の大好きな魔法のお話!好きスポットが多すぎて大渋滞です。
1920年代のアメリカの設定だけあって、衣装もとっても可愛いんです!これが、シリーズ二作目の「パリ」になって周囲の衣装も含めて様変わりするのはとっても素敵なので必見!です!
直接的に時代背景が絡むわけではないのですが、この1920年代のアメリカ、ニューヨークの空気が味わえるのは本作の見どころの一つだと思います。

本作の見どころ ②魔法生物!

珍奇な魔法生物たちをたくさん観られるのがとにかく非常に楽しい!ハリーたちの使っていたニュートの作った教科書「幻の生物とその生息地」は実際に刊行されており、さくらも持っているのですが、おっあいつか!という楽しさがありますので、未見のかたはぜひ読んでみてください。ド派手な生き物から地味な生き物まで、「魔法」が息づいた生物たちの面白さ、可愛さ、気持ち悪さがとっても魅力的!ハリー・ポッターシリーズでは誰もが知ってる/聞いたことがあるケルベロスやユニコーン、バジリスクやドラゴンといった生き物が話の細部に登場していましたが、今回からは魔法界でもニッチ枠だろ!という見たことも聞いたこともない生き物たちが続出。何だかわからない生き物を解説してくれるニュート先生という動物バラエティ番組のような楽しさがあります。
そしてそんな可愛いだけでなく、怖いものや気持ちの悪いものまで分け隔てなく接する動物大好きニュートには思わず頬が緩みます。「逃げ出した魔法動物たちを捕まえる旅」なんて、ワクワクせずにはいられません。
にしても、半世紀以上も前の本を教科書として採用して使っているだなんて、ホグワーツのもとい魔法界の学習指導要領は一体どうなっているんでしょうか?

 

おわりに

本作はニュートを中心に新たなメインキャラクターたちが登場します。魔法生物たちだけでなく、相変わらず”ヒューマンドラマ”特に恋愛ドラマはハリー・ポッターシリーズ同様、本作でも非常にドラマチックなムズムズを観せてくれます。必見なのは主人公ニュートとティナはもちろんのこと、何と言ってもクイニーちゃんとジェイコブ!クイニーちゃんが喋って動いて笑った時、その力と過去を聞いた時、さくらは「こんな可愛い子がいるだろうか?!」と強い衝撃を得ました。個人的2016年の映画ベストオブ可愛い賞問答無用で受賞でした。本当に可愛いクイニーちゃんとジェイコブにどうかどうか刮目してください!
それではみなさん、両手にパンを持って放映を待ちましょう!