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映画レビュー

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密〜愛と決別〜

ハリーポッターシリーズ大好きさくらです。

今日は先週の金曜4/8(金)公開の新作「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のレビューを上げたいと思います!
シリーズ3作目、大いに盛り上がりを見せて来た今作!いろいろと話したいネタが詰まっております!

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(2022)
日本公開日:2022/4/8
監督:デヴィッド・イェーツ
キャスト:エディ・レッドメイン
ジュード・ロウ
ダン・フォグラー
マッツ・ミケルセン

あらすじ

魔法生物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間達、そしてなんと人間(マグル)と、寄せ集めのデコボコチームを結成!
魔法界と人間界の支配を企む黒い魔法使い、グリンデルバルドに5つの魔法のトランクで立ち向かう!
ダンブルドアの”秘密の作戦”とは、いったい!?
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの冒険 公式サイトより)

 

 

見どころ ①波乱の幕開け

シリーズ2作目からファンタスティック・ビースト達の活躍が薄れて来ていましたが、今回はいよいよ人間が主役になったなと感じ、ボソッと漏らしたところ友人から一言。「タイトルの主張も逆だしね」。えっ?!日本語版ではなく、本国版のポスターをよく見ると、本当にタイトルロゴのサイズ感がいつの間にか逆転していて完全に「ダンブルドア」の映画になってました。もしやと思って見ると二作目からもう「ファンタスティック・ビーストと」は副題サイズで書かれているんですね。失礼しました。
そんなファンタスティックビーストは前作では河童やズーウーが出て来ましたが、今回もまた東洋から、それも誰もが知った顔の”幻の生物”が登場するのは大いなる見どころの一つです。それも結構なキーマンとして大活躍します!
さて、3作目となる本作はいよいよダンブルドアとグリンデルバルドの核心に迫ります。秘密ってこの関係のことか?と思ってたんですが(そしてハリー・ポッターの本編でもう明かされていたことだしな?と疑問に思ってました)、ダンブルドアの仕掛ける秘密の作戦のことだったんですね。お茶目で食えない性格のダンブルドアらしさに溢れた作戦です。また、前作で決別が描かれたみんなが、今作でも決別を引きずった状態で始まります。それぞれのキャラクターの目的がいよいよ鮮明になり、冒頭から話にのめり込めるのはとても心地よいですが、もしも1、2作目みてないけど3作目観よっかな〜という方がいたら、正直1、2作目をあらすじだけでも見ていくことを強くお勧めします。
2作目の終わりがかなり絶望的な薄暗さだったので、本作もずっと暗いのかな〜やだな〜と思っていたのですが、意外と楽しく笑えるシーンも多く、それだけにグリンデルバルドの醜悪さも目立ち、非常に良いバランスでとても見やすかったです。何と言っても「これからどうなるの?」という展開が次から次へと展開されるので、終始楽しい映画でした!

本作の見どころ ②ハリー・ポッターシリーズとの繋がり

本作からグリンデルバルドがまた俳優が変わりましたね。一作目はコリン・ファレル、2作目はジョニー・デップ、3作目にマッツ・ミケルセンと色男の見本市のように一作ごとに俳優の変わるグリン・デルバルド。闇の魔術に対する防衛術の先生みたいに見えて来て、いっそ次回作も変えて欲しいなと思えて来ました。前置きはさておき、このグリンデルバルドは今目下話題沸騰中ですが、納得のかっこよさ!だれもが惚れてしまうような気品溢れる佇まいに目が釘付けになってしまいます。
さて、本作を見ていると、あちこちにハリー・ポッターシリーズのことが思い起こされます。「あれだ!」と思う設定や、「このあとこうなるんだよな」と思う目線で見られるのはとても楽しいです。ネタバレを避けられるところにだけ突っ込むとするなら、グリンデルバルドのこの後ニワトコの杖の行方など・・・。今ここまで愛着が湧いてしまっては、「死の秘宝part1」を見るのが忍びない気すらしますね。(※シリーズ7作目にハリー・ポッターシリーズの時間軸のグリンデルバルドが映ります。ダンブルドアとの若かりし頃の写真も一瞬映ります!)ダンブルドアの人格についても思い起こされることは多く、本作を見ていても「愛じゃよハリー、愛じゃ」というダンブルドアの言葉がなんども浮かんできました。ダンブルドアはハリー・ポッターシリーズで最も愛を信頼していた人です。そんなダンブルドア先生の姿が思い起こされて色々と思うところの溢れてしまう展開でした。

 

おわりに

シリーズは5部構成と言われていましたが、ちょっと不安な噂も耳にします。今作も綺麗に終わっているのですが、どうしてももっともっとこの魔法世界に数年に一度世界中が湧くお祭りのような楽しさを味わい続けたいので、どうかどうかみなさまお誘い合わせの上、劇場に、何としても「劇場」に!いずれ配信にも入るし地上波でもやるとしても、どうか「劇場」に行ってください!