楽ブログRakufilm Laboratory
   
   
映画レビュー

ハーレイ・クインの華麗なる逆襲 BIRDS OF PREY〜失恋から自立する少女の覚醒〜

今日はまだまだ公開中!「ザ・バットマン」公開記念と称してバットマン以外のゴッサムメンバーの映画のご紹介。

スースク1と2の間に作られたハーレイちゃんの映画「ハーレイ・クインの華麗なる逆襲 BIRDS OF PREY」(2020)をレビューします!

「ハーレイ・クインの華麗なる逆襲 BIRDS OF PRAY」(2020)
日本公開日:2020/2/7
監督:キャシー・ヤン
キャスト:マーゴット・ロビー
メアリー・エリザベス・ウィン
ステッド
ジャーニー・スモレット=ベル
ロージー・ペレス

あらすじ

悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、全ての束縛から放たれたハーレイ・クイン。モラルのない天真爛漫な暴れぶりが街中の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、悪を牛耳る残忍でサイコな敵ブラックマスクとの全面対決へ!
悪VS悪のカオスな戦いを前に、ハーレイはとっておきの切り札、クセ者だらけの最凶チームを新結成。ヴィランたちの世界で、予測不能のクレイジー・バトルが始まる!
WB公式より)

 

 

見どころ ①ファッション

「ザ・バットマン」を見て、この世界にあのハーレイちゃんはいないんだろうなとさみしくなりました。「ジョーカー」の世界にも絶対にいないんですけど。
今作も「スーサイド・スクワッド」で出てきたハーレイちゃんが登場し、カラフルで楽しいハーレイちゃんのファッションが炸裂します。ハーレイちゃんというキャラクターを作り上げた「スーサイド・スクワッド」の1よりもさらにパワーアップ!このハーレイちゃんの可愛いところはまさに自分こそが主人公!といったカラフル&パワフルなファッションがとにかく可愛い!ツインテールは短くなり、短く不揃いな前髪、小さな子供のような見た目が不思議と似合うファッション。あどけない顔立ちにパワフルなファッションが特に素敵なのは、抜群に可愛いのに、決して異性に可愛いと思われたいが為のファッションではなく、自立した女の子が「自分が一番可愛い!」という自意識で溢れている感じが見て取れるからじゃないでしょうか。ジョーカーの「もの」であることをやめたハーレイちゃんの姿は、見ていてとっても晴れやかな気持ちになれます!
さくらはあのカラフルなフッサフサをまとった衣装が一番好きです。

本作の見どころ ②女の子の友情

“バーズオブプレイ”の最大の魅力の一つは女の子同士の熱い友情を見られるところです。
世代も思想も立場も全く異なる5人の女子が結託して悪者をやっつけるという超痛快アクションムービー。女の子同士ってどろどろしたり、頭が軽かったり、何かといちゃもんをつけられがちな印象がありましたが、近年はゴーストバスターズやオーシャンズ8など、その場限りの一つの目的のために集まった他人同士が目的のために情を交わして別れていくという爽やかなテンプレートも目立つようになってきました。
本作もそんなサラサラの女子の集いなのですが、全員が自立した一人の女性で、自分を尊重しながら仲間を徐々に信頼していく姿が丁寧に描かれていて、可愛くってキュンキュンします。みんな傷を負っているのですが、それを自分の力で癒していく力強さを持っていて、とてもかっこいいんです。女の子が憧れられる女の子、そんな姿が魅力的です。みんなのキャラクターが全く異なるところがまた面白く、温かな気持ちになれます。

 

おわりに

とにかくパワフルでカラフルでポジティブな映画!さくらはいまだにあの冒頭のホットサンドが食べたくて食べたくて夢を見ています。