楽ブログRakufilm Laboratory
   
   
映画レビュー

ドクター・ストレンジ 〜めくるめく四次元の世界〜

こんばんはさくらです。

本日は先日のヒルズさんの最新作レビューにあやかり、「ドクター・ストレンジ」のレビューをしていこうと思います!

「ドクター・ストレンジ」(2022)
日本公開日:2016/10/20
監督:スコット・デリクソン
キャスト:ベネディクト・カンバーバッジ
キウィテル・イジョフォー
ティルダ・スウィントン

あらすじ

天才脳外科医スティーヴン・ヴィンセント・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッジ)は自動車事故のために両手に怪我を負ってしまう。傷を癒すべく訪れたチベットの秘境で出会ったのはなんと最強の魔術師エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)!治療の代償として弟子となったストレンジは自らも魔術を学ぶように・・・。そんなストレンジの元に、突如闇の魔術師が現れて・・・?!

 

見どころ ①圧倒される映像

公開が6年も前とは・・・あっという間すぎて恐ろしいものがあります。今でこそMCUでの数多のストレンジ先生の活躍により見慣れてしまった四次元世界ですが、当時初めてこの映画を見たときはまさに「アバター」(2009)以来の衝撃的映像体験でした。そして今のところ更新されていません。
3DCGによって「どんな映像も」可能という漠然とした理解はあっても、ここまで「現実」の世界をぐにゃぐにゃに動かすことができるのか!という衝撃は「インセプション」をはるかに超えています。四次元世界という未知の世界に対する視界的なリアリティの圧倒的説得力により、何が何だか全くわからないけど理解できちゃう。本当に全く新しい超体験型映画。ストーリーやキャラクター以上に、この「映像体験」にものすごく価値を感じた映画でした。2016年にもなってまだ映像で衝撃を受けることってあったんだーという驚き。とにかく楽しい映画です。
3Dで見てたら確実に酔ってたなという思いと、これを3Dで楽しめる体になりたいという思いがせめぎ合います・・・。

本作の見どころ ②エンシェント・ワン・・・!!

ティルダ様のエンシェント・ワンに狂っちゃいますよね。こんなん。頭の形までお美しいティルダ様・・・。人間離れした(?)役所が板についていらっしゃるティルダ様だけに、一目見ただけで「強者」だ!と身構えてしまいます。とにかく身のこなしの美しさ、所作、強さが最高すぎて、大はしゃぎしてしまいました。あと、さくらの個人的な意見としては、吹き替えの樋口可南子さんの声や喋り方、口調がすごく雰囲気ぴったりで感動しました!
それにしても、最強の魔術師ティルダ・スウィントン様VS闇の魔術師カエシリウスを演じるマッツ・ミケルセンなんて、絵面の気品が高すぎます。贅沢すぎる至高の魔術対決、本作ならではの最大の見所と言えるのではないでしょうか。

 

おわりに

初めてドクター・ストレンジというキャラクターを知ったときはとっつきにくそうな見た目だなあと感じたのですが、とにかく可愛いおじさまでした。ドクター・ストレンジやウォンやエンシェント・ワン達の、(比較的)真面目に生きているのに不思議とユーモラスな世界観が大好きです。
上映中の2はワンダ・ビジョン必見とのことなので、ちょっとさくらも予習をしてから挑もうかなと思ってます。