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映画レビュー

スパイダーマン;ホームカミング〜ついにMCU参戦!〜

あのNASAのTシャツが欲しくて公開当時にごねていたさくらです。

今日も絶賛スパイダーマン日和ですね!
ということで、今日はいよいよあのMCUスパイディ一作目「スパイダーマン;ホームカミング」の個人的レビューをお届けします!

「アメイジング・スパイダーマン」
日本公開日:2017/8/11
監督:ジョン・ワッツ
キャスト:トム・ホランド
ゼンデイヤ

あらすじ

ベルリンでアベンジャーズの戦いに参加し、キャプテン・アメリカからシールドを奪って大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー。昼間は15歳の普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのトニー・スターク=アイアンマンから貰った特製スーツに身を包み、NYの街を救うべく、ご近所パトロールの日々。そんなピーターの目標はアベンジャーズの仲間入りをし、一人前の<ヒーロー>として認められること。
ある日、スタークに恨みを抱く宿敵”バルチャー”が、巨大な翼を装着しNYを危機に陥れる。アベンジャーズに任せておけと言うスタークの忠告も聞かずに、ピーターはたった一人、戦いに挑むが__。
ホームカミング 公式サイトより)

 

 

見どころ ①MCU×スパイダーマン

マーベルシネマティックユニバースにスパイダーマンが参戦!これで当時どれほど盛り上がったことか・・・。今となってはMCUに欠かせないキャラクターだが、当時は「圧倒的人気古参キャラでありながら様々な大人の事情で入れないらしい」などと高い期待を寄せられながらもまことしやかな噂が巷ではひしめいていた。それがファン待望のMCU参戦!「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ですでに衝撃的な登場をしていたが、単独映画の一作目はこの「スパイダーマン ホームカミング」。MCUに入ったからこそできる、他のヒーローとの共演!これは今までのスパイダーマンシリーズにはできなかった全く新たなアドバンテージです。
その中でも言わなくてはいけない、むしろ言うまででもない、この”MCU”スパイディの最大の見所はもちろん、あのスーパーヒーロー、アイアンマンとの関係性。スタークさんを慕ってとにかく認められたいスパイダーマンと、そんなスパイディを大人として危険に晒したくないスタークさんの関係が、とにかく見ていて愛しい。これまでのどのスパイダーマンシリーズよりも、このホームシリーズのスパイディが「まだ子供だった」ということを強く意識できる。調子のいい子供で、ただ純粋に目の前の人を助けたくて、認められたくて、一生懸命な姿が、今までにない新しいスパイダーマン像を作り出した。
このホムカミの後、かの「アベンジャーズ エンドゲーム」を挟むので、アイアンマンとの愛しい掛け合いを楽しむならば今作を強くお薦めする。

 

 

本作の見どころ ②とにかく楽しい!

こんな面白いものが映画でいいのかと思う作品が稀にある。こんな、ひたすら「面白い」を享受してもいいのだろうか?と、過剰な「楽しい」が与えられることに疑問を覚える、許容量を超えて処理しきれなくなってしまう映画。
程度の差はあれ、人は過剰に良いものに触れると疑問を抱くようになっていくものだと思う。いつもよりとびきり優しい待遇を受けたら、何か不吉なことの前触れを感じる。そうでないと釣り合いが取れないと思う。それを覆す映画が、個人的には「バックトゥザ・フューチャー」だったり、「ジュラシック・ワールド」だったり、近年では「レディ・プレイヤー・ワン」だったりする。スピルバーグにいかに甘やかされてきたかが分かるラインナップでちょっと恥ずかしい。
さておき、このホームシリーズのスパイダーマンもまさにこういった作品のうちの一つだ。スパイダーマン史上最もすべてのキャラクターのノリが軽い。ホームドラマの延長戦のような軽快なやりとり、テンポが、「えっこんなにずっと面白くていいの?」と思える。「目を背けたくなるようなシーン」や「退屈な展開」が極限まで削られているのを感じる。すべての場面が絶えず楽しい。笑いあり、驚きあり、はらはらあり、ロマンスあり。とにかく”ポップな魅力“で満ち溢れているのがこのホームシリーズの特徴だ。ホームシリーズはすごいことに、続編になるたびに面白さがUPしていく。しかしこのホムカミはやはりキャラクラーそれぞれの出会い方、距離感という重要なポイントを押さえる作品だ。特にMJとの関係などは、今となっては本当に見返したくなる点でもあるので要チェックだ。

 

おわりに

MJの驚きもさることながら、「いつもの」キャラたちの代わり映えでいうとフラッシュが抜群だ。今までにない「小物」感・・・例えるならそう、これまではジャイアンだったやつがスネ夫になったという感じ。うざさが見事で、「嫌なやつ」度が格段に上がったな〜と呑気に構えていたのですが、不思議と続編になるたびになぜか愛しくなってしまう。すごく愛しくなってしまう。そんな不思議な魅力のフラッシュ君も見どころです。

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