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イベントレポ

こども映画学校2022@茨城県 稲敷市 レポ②

思い返せば一度も納豆を食べなかったさくらです。
9月17日(土)から19日(月)の3日間、茨城県稲敷市にて「こども映画学校」が開催されました!
「こども映画学校」は、楽映舎の活動の1つとして2012 年から開催されている3日間の映画制作ワークショップです。(こどもフイルムの活動についてはこちらの記事でまとめています。)
本日はこのこども映画学校2022@稲敷市の1日目の模様をレポにてお伝えいたします!


こども映画学校(2022/9/17)

@茨城県 稲敷市

こども映画学校 1日目 台本作り・演技指導

 

9:00 開会
こども映画学校@稲敷市、いよいよ開会式です!

今回ご協力のお力添えをしていただいた稲敷市関係者の方々からのご挨拶、各班スタッフからのご挨拶、ジュエリーキッズ プロモーション副代表のご挨拶があり、ここにていよいよ映画学校が始まりました!
各班の教室へ分かれ、映画制作が始まります!

9:30 制作開始 ストーリー決め
さて、ここから先の進行は各班ごとにそれぞれです。

準備日のレポでもちょっとお写真で見えてしまったかもしれませんが、今回映画学校にご協力いただいた監督をご紹介します。

A班:佐藤 嗣麻子 指導監督
A班はドラマ「アンフェア」シリーズなどをされていた佐藤嗣麻子監督!
今回の3班の監督陣の中では紅一点。
対するこども達は全班の中でもとびきり元気な子が集まったようです。
最も賑やかな班A班は、果たして団結できるのでしょうか?

B班:羽住 英一郎 指導監督
B班はドラマ「海猿」シリーズや現在公開中の映画「カラダ探し」などで知られる羽住英一郎監督が着任!
コメディ、シリアスからホラーまで、幅広いジャンルで活躍される羽住監督だけに、どんなジャンルの作品が出来上がるのか楽しみです。
比較的大人しいこども達の集まったB班。意見を引き出すことはできるのでしょうか?

C班:李 闘士男 指導監督
C班には映画「デトロイトメタルシティ」などを撮られた李闘士男監督!
関西弁で常に楽しいことを話してくださる李監督はすぐにこども達とも打ち解けました。
東京の子役のこども達がはきはきとリードする一方で、稲敷のこども達はおとなしい様子。
果たしてこども達同士は打ち解けることができるのでしょうか?

今回のテーマ「三題噺」が各班で伝えられ、いよいよ映画制作の第一歩、企画制作に入ります。
「三題噺」とは落語の形式の一つ。その場で与えられた三つのお題から即興で物語を作るというものです。

 

「三題噺」というテーマは共通していても、どんな三題とするかは各班次第・・・
果たしてどうなるのでしょうか?!

全班まずはお題の「三題」を決めます。

A班はくじ引きで三題が選ばれました。こども達一人一人が自由にお題を書き、それをランダムに3枚引いてA班の三題とします。
一枚目は・・・「スティーブ・ジョブズ/インターネット」
最初っから大変ハードなお題に大人スタッフはみんなびっくりしましたが、こども達はなぜかみんな納得。なんで?!
2枚目は「バスケットボール」
スティーブ・ジョブズよりは分かりやすいお題が出ました。
3枚目は「木」。
木?!これまた広がりのあるお題です。
「インターネット/スティーブ・ジョブズ」「バスケットボール」「木」。
全く繋がりの見えてこない三つのお題。波乱の予感です。

B班はまず各自が三つづつお題を出し、その中から三つずつランダムで引いてできた三題の組み合わせを作りました。
三題の組み合わせの中で話し合いが行われ、選ばれた数個の組み合わせの中で決選投票!
選ばれたのは
「ゆるふわ系」
「絵の中に入って大変なことになる」
「ケンカ売りがケンカを売って大ゲンカ」
ケンカ売りとは一体何者?!こども達の自由な発想に息を呑む展開。

C班は三題を決める前に、まず「こども映画学校」で守りたいルールを決めました。
・失敗しても強く責めない
・いろいろな人の話を聞く
・互いの意見を尊重する

3日間、このルールだけは守っていきましょう!

さて、問題の「三題」について。
C班はみんなで思いつく限りの案を出し合い、多数決と話し合いで決めていきました。
「電車でラブストーリー」「魔法使いになって冒険」「転生して魔物を味方にする」など様々な意見が飛び交う中、
最終的に選ばれた三つはこちら
「パーティ」
「異世界」
「スパイ」
今時の話題がテーマとして選ばれました!現実離れしたファンタジーなテーマですが、どんな撮影になるのでしょうか・・・?

各班三班三様の形でテーマが決まりました。
決まったテーマを元に意見を出し合い、プロットを練り上げていきます。

 

14:00 役職極め・脚本制作・演技指導・機材操作・ロケハン(17:00まで)

プロットができるといよいよ撮影に向けての諸準備が始まります。
まずは各班明日からの撮影での役職を決め、それぞれ機材の操作方法を学びます。

  
初めて触る機材に触れて緊張したり興奮したりと大盛り上がり。

さらにC班は「異世界」の舞台をロケハンしながら演技・監督指導!
会場近くのショッピングモールに撮影のご協力をしていただきました。

一方B班は美術・小道具制作も始めました。
これは一体、何になるんだろう?

A班は公民館のホールを使うようです。
激しいアクションシーンをこども監督が熱烈指導。
ど、どんなシーン?!

 

17:00 こども花火大会・バーベキュー大会
東京では家庭用の花火ができる場所もバーベキューをする機会もほどんどないと聞いた稲敷市の方々が、なんと東京のこども達のために花火大会とバーベキュー大会をプレゼントしてくれました!
中には実際初めてバーベキューをする子も居て大盛り上がり。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

19:00 脚本制作・小道具用意
さて、楽しい夕飯の後もスタッフは作業を続行。明日の撮影に必要な小道具の用意や脚本制作で大忙し!

脚本、小道具、撮影スケジュールなどが全て揃ってようやく二日目が終わります。

宿のお部屋をお借りしてスタッフ一同大わらわ。
こんな時に限ってうまく印刷のできないプリンター。
初歩的な印刷ミス。
徒歩10分のコンビニ・・・

果たして明日の撮影はうまくいくのでしょうか?