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映画レビュー

「フィフス・エレメント」〜ポップ&ファッショナブル!最高にGreenなSF映画〜

3月30日にさくらの大好きな映画の4KリマスターUHD/Blu-rayが販売されるそうです。
そう、「フィフス・エレメント」です。「レオン」の巨匠リュック・ベッソン監督が「レオン」の売り上げをつぎ込んだとされている莫大な製作費で作られたSF大作「フィフス・エレメント」。さくらはハマりすぎてゴルチエが衣裳をやっている映画を見漁るようになり、展示も店舗も行くようになり、「フィフス・エレメント」のポスターもフィギュアも集めちゃいました。大好きな映画です。

「フィフス・エレメント」(1997)
日本公開日:1997/10/4
監督:リュック・ベッソン
キャスト:ブルース・ウィリス
ミラ・ジョヴォヴィッチ
ゲイリー・オールドマン

あらすじ

時は23世紀。邪悪な宇宙生命体の襲撃によって、人類は絶滅の危機を迎えていた。その生命体を滅ぼすのは、宇宙の平和をつかさどる4つの要素の頂点に立つ第5要素(フィフス・エレメント)だけ。そんな折り、元宇宙連邦軍特殊部隊の精鋭で今はタクシードライバーのコーベン(ブルース・ウィリス)の車に、未知の言語を話す謎の美少女リール―(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が飛び込んできた。実は彼女こそが、人類を危機から救うカギを握る人物だったのだ…。
TCエンタテインメント公式より)

 

 

見どころ ①ファッション

とにかく衝撃的でした。なんて妙ちきりんで可愛い世界なんだろうと。
ヒロインの服装がとにかくずば抜けて変なんです。可愛いでもかっこいいでもなく、「」に振り切っている。それがなぜか作品の世界観にフィットしているために、飛び抜けて変なのに作品から浮いて見えない。素晴らしい衣裳だと思いました。映画を見て、衣裳にここまで興味を抱いたのはこの作品が初めてだったと思います。それまでも「このキャラクターの服素敵」「かっこよかった」や、せいぜい「有名なデザイナーが付いてるから観よう」はあったのですが、この作品は初めてエンドクレジットで衣裳を確認した映画です。ジャン・ポール・ゴルチエの名前に出会い、別の映画を見て、その奇抜さと可愛さにやっぱり驚きましたが、ゴルチエが衣裳を手がけた映画の中でもダントツで「フィフス・エレメント」の衣裳が好きです。SF作品だけに、飛び抜けてるんです。ヒロインの造形があまりにも斬新、絶対に変。そもそも「服」の素材じゃない!でも世界にはまっていて、かつその世界がとてつもなく魅力的!私もこの世界に入りたい〜という強烈な引力を感じました。
素材が変という点では私の大好きなジャン・バティスト・エマニュエル・ゾーグもです。(久々にフルネームを呼びましたがちゃんと言えてる自分に照れました。あの名乗りのシーン、超大好きなんです)ものすごく蒸れそうな側頭部の・・・額当て?おでこカバー?な、なんじゃそりゃ?!と思っていたのに、見終わった頃にはあの服欲しいなになっちゃってました。額当ては無理ですが。
クリーチャーや歌姫の造形もお見事としか言えません。「ああいうもの」が好きな人は必ず大好きと感じる造形だと思います。ちょっとビジュアルに差別があるのが露骨なところではありますが。
スチュワーデスの服も凄いですし・・・全衣裳の造形が本当に眼福。
何と言っても、奇抜で珍妙な世界の中で主人公のコーベン・ダラスだけがいたって普通の格好をしているというのが面白いです。主人公の風格が妙な世界で唯一まともな存在として見える。そしておそらく実際にそう。その立ち位置が面白いです。

本作の見どころ ②世界観

うまく言えないものを全て「世界観」と呼んでぼやかすさくらです。
コミカルでハイテンポで奇抜な世界がそもそも大好きなんです。特にこの「フィフス・エレメント」は超大掛かりなB級映画の趣があって素晴らしいです。予算がかかっているだけに、絵の全てがハイクオリティで、なのに中身は正直ペラッペラ。そのため好みが分かれる作品というのもわかるのですが、さくら個人としては絵とキャラクターとコメディだけで無限に観てられるんです。そのぐらい絵もキャラクターもコメディ要素も強い。この世界が妙にツボにハマる。
大好きなゾーグさんは「レオン」で最低で最高にセクシーな汚職警官スタンフィールドを演じたゲイリー・オールドマンが演じています。スタンとは全く異なるコミカルな悪役でありながら、激昂してしまうところやハイテンションぶり、相変わらずの爆死など、共通点も多く観ていて楽しいです。彼の「I am very disappointed!!」シーンが大好きで真似しようとしてはできずにいます。

リュック・ベッソンの映画は、根底に「愛」への強い信頼があるなという印象があります。必ず最後に愛は勝つというか、必ず最後に持っていくテーマは強い「愛」(特には恋愛的な意味で)だな〜と。その単純明快なわかりやすさ、疾走感、派手なアクション、どこかポップで楽しい強烈なエンタメ。それがリュック・ベッソン監督の魅力かなと思ってます。実は恋愛映画はすごく苦手なんですが、リュック・ベッソン監督の映画は着地点が同じでもとても見やすいです。恋愛以外の感情が多彩で、そちらに共感意識を割けるからかもしれません。

おわりに

今回TCEから3/30に発売されるリマスターBlu-rayの凄いところは!
テレビ吹き替え版2バージョンが収録されているのです!な、なんとソフトに収められるのは初だそうで・・・!
好きな映画のテレビ版の吹き替えを楽しみにしている身としてはなんと贅沢な!と驚きの充実度となっております!

個人的に「は行」(濁音、半濁音を含む)の映画は名作揃いというか、生涯でその行の映画しか見れなくなるとしたら絶対に「は行」を選びたいなと思ってます。
そう思わせてくれたうちの一本です。